炎天下の大にぎわい!
どきどき、わくわくサーカス・バザール

2017年7月26日

まだ梅雨の最中のはずが、かんかん照りの暑い暑い週末になった7/8・9の二日間にわたって開催された、
「サーカス・バザール」に行ってきました!
富士見市の公共施設「キラリ☆ふじみ」で行われたこのイベント、その名の通りサーカス団のパフォーマンスがメインのお祭りです。
地域の催しで、サーカスをメインに据えるってすごく珍しいですよね。
今年で6回目を迎えるこのお祭りを、ちょこっとレポートさせていただきます!
サーカスバザール_キラリふじみ

サーカスバザール_キラリふじみ
当日は館内全体がお祭りムード!
人形たちが場内を練り歩き、屋台では食べ物が売られ、賑やかさを盛り上げます。
蛇足ながら、焼き鳥屋を出店していたのは、東上線沿線住民の心の居酒屋・ビッグさんです。
ここのつくねが大大大好きです。

サーカスバザール_キラリふじみ
開放感溢れる水上ステージでは、一日中たくさんの大道芸人さんたちが目を見張るパフォーマンスを披露してくれました。
イケメンふたりの玉乗りフラフープや、息を飲むジャグリング、子供達に大人気のパントマイムなど!
観客は涼しい館内から見れますが、ステージは炎天下なのでパフォーマーさんは大変だったと思います。

小学生向けのワークショップなどもあり、会場には家族連れがたくさん来ていました。
幼児でも楽しめるように、不思議な手作り遊具がたくさん置いてありました。
サーカスバザール_キラリふじみ
サーカスバザール_キラリふじみ
↑不思議なテントや手作りおもちゃは順番待ちの大人気!
サーカスバザール_キラリふじみ
↑池に浮かんだ大きなバルーン。子供達がじゃぶじゃぶ遊んでいました。

とはいえ、決して子供向けイベントというわけではありません。
有料のサーカスショーを拝見したところ、むしろ大人向けの演出に感じました。
チンドン屋風の楽団《ジンタらムータ》の物悲しいブルーズ?ジャズ?に乗せて淡々と進んでいくパフォーマンスは、
まさに昔ながらの猥雑なサーカスといった風情で、国語の教科書で習った中原中也の「ゆあーん ゆよーん」を思い出します。
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↑ジンタらムータの生演奏。

ちなみにこのジンタらムータさんは、チンドン屋にジャズやロックを融合した(!)“ごった煮バンド”だそう。国内外で高く評価され、ヨーロッパや北米ツアーなどもおこなっています。
サーカスのクライマックスでは「レ・ミゼラブル」の主題歌も高々と歌い上げてくださいましたよ!

有料舞台のパフォーマンスは、
 ●雨にぬれるピエロ
 ●迫力の巨大フラフープ
 ●美女ノリノリの超早着替え
 ●目にも美しい空中リング
 ●和服の女性が次々と花を咲かせる和風マジック などなど、盛りだくさんでした!
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ピエロは子供達に大人気で、うっかりズボンを脱いでしまう場面では、子供達から「パンツ見えてる~」の突っ込みと大爆笑が起きていました。
我が家の保育園児達もピエロが気に入ったようで、帰宅後も「ピエロさんの傘飛んでっちゃったね」と思い返していました。

また、我が家は参加できなかったのですが、フィナーレでは全パフォーマーが舞台でパフォーマンスを見せてくれる無料のショーもあったようで、さぞ圧巻だったろうな〜と想像します。
本当に賑やかで驚きがいっぱいで、老若男女誰もが楽しめる底抜けに明るいお祭りでした!!
このイベントを開催した背景を、キラリ☆ふじみの事業担当リーダー・矢野哲史さんに伺いました。
―サーカスをメインにしたのは何故ですか?

「なによりも、市民の皆さんに興味を持っていただきたかったので。普段このキラリ☆ふじみに足を運ぶことのない方々に立ち寄っていただける機会にしようと立ち上げたイベントです。また、水上ステージやホールなど施設の特徴を生かせる内容を考えたときにも、サーカスはうってつけでした」

ー出演者の方々はどうやって招聘したのですか?

「館長(演劇評論家の松井憲太郎氏)の知人でサーカス学校を経営する西田敬一さんの計らいで、パフォーマーさんやサーカス学校の学生さんをお招きしています。この日の為に集まった、二日間限りの特別なサーカス団です」

―子供さんがたくさん来ていましたが、やはり家族連れの方々をターゲットとしたイベントでしょうか?

「いえ、ターゲット層というのは明確にはありません。もともと、農家や商業関係者の方々と市や住民が繋がれるイベントを開催したいという思いで始めたイベントで、バザールエリアにも大変力を入れています。近隣の小中学校や幼稚園にチラシを配っているおかげか、回を重ねるうちに小さな子供さんの来場も増えて来たので、子供達にも楽しんでもらえる仕掛けも増やしました」

ーキラリ☆ふじみでは、サーカス・バザールに限らず演劇ワークショップやダンスカフェなど、個性的・本格的なイベントが多く開催されていますよね

「富士見市では文化条例を制定して文化芸術事業を推進しており、キラリ☆ふじみが重要拠点になっています。当館は館長が演劇畑の人間で、さらに芸術監督も置いており(演出家・俳優の多田淳之介氏)、従来のパッケージを買い取るようなイベントの開催方法ではなく、当館から芸術を創作・発信するということをベースに活動しています」

―きらり☆ふじみを今後どのような場所にしていきたいですか?

「色々な方に気軽に足を運んでいただける場所にしたいです。外観だけでは何の施設か分からないと思うので、どうか中に入ってみてください。今後も、様々なイベントを開催していきます。直近では、サーカスバザールで繋がることのできた農家さんや商業者さんと、11/26(日)にイベントを予定しています。詳細は未定ですが、農家と食、そして地元の伝統文化に関するイベントになる予定です」

演劇に舞踏、音楽祭に落語と、毎月ビッグイベント目白押しのキラリ☆ふじみさん。
歴代の芸術監督は、平田オリザ氏(劇作家・演出家)、生田萬氏(劇作家・演出家)そして現在の多田淳之介氏と錚々たる顔ぶれです。
地元にいながら本物の芸術に触れることの出来る施設って貴重ですよね。
建物そのものもとてもきれいで居心地が良いので、これからもちょくちょく足を運びたいと思います♪

☆☆☆トコフジでは、キラリ☆ふじみで何度も開催されているコンサート《ムジカべべ 0歳からの音楽会》のレポートもアップしています。記事はコチラ

《トコフジ記者 文:いずもん 写真:吉岡茂様(クレジットあり)・いずもん》

【キラリ☆ふじみ 公式サイト】http://www.kirari-fujimi.com/

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